11月19日のロードショー

 ボクの勝手なイメージだが、夢は錆びれた小さな映画館で上映される短編映画みたいなように思える。映画技師もいい加減で、日によって本数も違ったり、内容もてんでバラバラで、仕事をサボって休館になることもしばしば。たった一人の観客も、所詮うつらうつらしながら見ているわけで、断片的にしか覚えていない。フロイトによると、衝動や夢、症状などといった形で自我が現れるらしい。夢を記録するのも、なかなか面白い試みだと思ったので、はじめてみる。

■1本目
 鶴見線に乗ってて、スマホで対談集をチェック。コメント欄が荒れて面倒くさいことになっている、という夢。

■2本目
 なぜか大学の中に寿司屋があって(しかも回らないやつ)、カウンターでひとりお寿司を摘まむボク。夢の中でもやっぱり好きなものは好きなもので、つぶ貝とサーモンを頼んでた。そしたら、隣にボクの指導教授が同じ学科の教授と連れ立ってやって来て、口論になる。結局、大好きなサーモンとつぶ貝に手を付けることなく、怒りにまかせて教授の頭を引っぱたいて店を出る、という夢。

■3本目
 夜の白河を歩いてた。どうやら公園に向かっているらしい。街中を歩いているのだが、やたらとセブンイレブンがあって、少し歩いた間に5軒もある。4号線が遠くに見える交差点に辿り着いたときローソンの看板が目に入ってきて、「やっぱり業界1位のセブンイレブンは強いな」と訳の分からないことを思った、という夢。ちなみに、ローソンがあった場所は現実世界でも何回も通ったことのある、新幹線の高架橋を潜る手前の交差点の角なのだが、現実世界ではローソンじゃなくてセブンイレブンがある。