2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

しばらく出かけることになりました。さりげなく追加した、ネガティブじゃないほうのtwitterアカウントでその様子が垣間見えるかもしれません。

タブラ・ラサ

経験論の立場では人間の全ての知識は経験に由来し、観念は生得的なものでないとしている。 生まれつきの人間は「真っ新なキャンバス」、経験は「絵の具」、人生は「キャンバスに描かれる軌跡」。そして、死は「額縁」と言えよう。人は額縁にキャンバスを納め…

気まぐれすーさいど10-1

ボクが自殺を考えるのは、予め決められていたことなのではないかと、最近は思うようになった。「自殺こそが幸せだ」と信じて疑わないボクにとって、2つの事柄についてじっくりと考えなくてはいけない。その1つが「自殺とは一体どのような行為であるか」とい…

まだ見ぬ景色

何もかも諦めて、あとは死ぬだけなんだけど、ずるずると生き長らえてしまっている今日この頃。本当に「良くないなぁ……」とは思うのだけど。 「死ぬまでにしておきたいこと」なんぞを考えたりもするのだけど、一度海外を旅してみたいなんて、密かに思ったり。…

気まぐれすーさいど9(予定)

いよいよ1日1冊ペースが追い付かなくなってきたので、エントリーだけ。本自体は手に入れてあるし、あとは読むだけなんだけど、面倒くさくて…… 読み終えたら、あとでひっそりと差し替えておきます。 明日からはいよいよ、「自殺は幸福なことであるか?」を確…

気まぐれすーさいど8

もはや「春のすーさいど☆ふぇあ」というよりも、「自殺願望強化月間」と言った方が正しいような気もするけど…… 今日はこれ。 異邦人/カミュ(新潮文庫) 母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺…

気まぐれすーさいど7

今日もやるよ、「春のすーさいど☆ふぇあ」。7日目の今日はこちら。 「肖像画」/ゴーゴリ(岩波文庫*「狂人日記」に収録) ある日、チャルトコーフという売れない若い絵描きはとある肖像画に出会う。肖像画には痩せこけた老人が描かれていたが、その異様な…

気まぐれすーさいど6

闇に葬ったはずなのに…… どっこいあいつは生きていた。「春のすーさいど☆ふぇあ」、6日目でございます。 地獄変/芥川 龍之介 平安時代に良秀という名の高名な画師がいた。絵の腕前は大したものだが、その気性は傲慢そのもので、とかく人に嫌われていた。そ…

気まぐれすーさいど5

「春のすーさいど☆ふぇあ」は終わりだと約束したね。あれは嘘でした。*1ということで、まだまだやります「すーさいど☆ふぇあ」。 道化の華/太宰 治 大庭葉蔵という無名の洋画家と、カフェバーの女給とが投身心中を図った末、女の方だけが死に、一人助かった…

京急いろいろ

気まぐれすーさいど4

「春のすーさいど☆ふぇあ」、最終日です。 若きウェルテルの悩み/ゲーテ(岩波文庫) 親友のいいなずけロッテに対するウェルテルのひたむきな愛とその破局を描いたこの書簡体小説には、ゲーテ(1749‐1832)が味わった若き日の情感と陶酔、不安と絶望が類いま…

気まぐれすーさいど3

「春のすーさいど☆ふぇあ」、3日目です。 プシュケの涙/柴村 仁(メディアワークス文庫)「こうして言葉にしてみると…すごく陳腐だ。おかしいよね。笑っていいよ」「笑わないよ。笑っていいことじゃないだろう」…あなたがそう言ってくれたから、私はここに…

気まぐれすーさいど2

「春のすーさいど☆ふぇあ」、2日目はこちら。 しにがみのバラッド。/ハセガワ ケイスケ(電撃文庫) 目を覚ますと、少女は死神でした。その少女は、死神でありながら、その真っ白な容姿ゆえに仲間から「変わり者」と呼ばれていました。しかし、少女の持つ巨…

気まぐれすーさいど1

「春のすーさいど☆ふぇあ」、開催。連休の間、ある共通のテーマが取り上げられた本を1日1冊ずつ。 1冊目はこちら。 シゴフミ〜Stories of Last Letter〜/雨宮 諒(電撃文庫) その少女が身につけているのは、不思議な杖と鍔付き帽子に、レトロな郵便配達夫…

臨時各停

気になっていた臨時各停。野暮用のついでに撮ってました。