廃棄物140919

「愉快犯」

変にくすぐったい気持が街の上の私を微笑ほほえませた。研究室の机へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの研究室が無機化学の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。

自称学生の高坂あかなが、男性マネジャーに命じ、校内にある○○研の外壁に「クソ教授」などと落書きをさせていたことがわかった。

あれですね、こういう断片的な記事の連なりは夢野久作の「火星の女」(*だいぶ下の方にあります)みたいですね。
閑話休題。今日から大学の授業期間が始まったのですが、爆破予告されまして。知らぬ間に休講になっていたので、肩透かしを食らいました。残念ながら大学ではなく講義が吹っ飛んでしまいましたね。まぁ、講義も大学の一部と見なせなくもないですが。という訳で、梶井基太郎の「檸檬」をモチーフに。で、問題はそれをどこに置くか。ここしかないでしょう、とボクが忌み嫌って仕方ない例のあの人の研究室にそっと置いておきました。江角マキコの落書きネタの旬を逃したくなかったので、マネージャーに10万渡して書かせておきました。
爆破予告も落書きも、それをおちょくった落書きもすべて「愉快犯」の仕業。お後がよろしいようで。