「しわ」(2011スペイン)

養護老人ホームに預けられた元銀行員のエミリオ。お金に細かい同室のミゲルなど、施設に集まった老人は人それぞれ。完全に介護を要する老人は2階の部屋に入れられることもわかった。そんなある日、アルツハイマーのモデストの薬と自分の薬を間違えられたことから、エミリオは自身がアルツハイマーだと確信する。ショックを受けたエミリオのために、ミゲルは何とかしようと考えた結果……。

評価が良かったので期待していたのだが…… 実写だと思っていたら、まさかのアニメ作品(しかも僕の嗜好の志向性とは異なる作風の)。「老い」というものを意識することがないせいか、ほとんど感情移入できずに終わってしまった。自分が「老い」を経験し始めたときに見直したら評価も変わるのだろうか? 「自分は大丈夫」と思っているあたり、主人公と共通しているなとは思う。

独断と偏見に基づく私的評価【★☆☆☆:可】