「本当にわかる哲学」講読3
◆第3章 世界は認識できるのか?-近代哲学の展開-(前半)
○近代社会における世界像
- 16世紀以降の宗教改革と自然科学の発展は人々に新たな世界像を提示した
- 自然科学の世界像:合理的で実証可能、普遍的な共通理解に基づく
- 世界や自己の存在意義といった主観的な問題は自然科学は対象としない
- そ生に意味や価値を与える宗教の存在は重要なものとして位置づけられ、科学の基盤である合理主義に基づく理神論や啓蒙主義が生まれる
○世界を理解することは可能か?
- デカルト:「我思う、ゆえに我あり」
- 方法的懐疑:感覚によって認識されている対象の実在性を徹底的に疑い、疑いようのない確かなものを見出そうとする試み
- 物事を懐疑している自分自身の存在は疑いようもなく存在している:哲学の第一原理
- 人間の理性は世界の真理を理解できるのか
- 神の存在証明
○大陸合理論とイギリス経験論
- 大陸合理論