素晴らしきこの世界

 ボクを取り巻くこの現状は、この世界の不条理に対する敗北に他ならない。所詮、この世界を生き抜くだけの強さが無かっただけの話に過ぎない。それでも、敗者としてこの世界に存在することは出来る。それをこの世界の優しさと見ることも出来なくはないが、ボクは思うのだ。「神様は意地悪だ」と。