「レ・ミゼラブル」(2012)

映画をいっぱい見よう。試験勉強をしながら、休みの間の過ごし方を考えていた。映画はあまり見ないけど、気になる作品はそれなりにある。ツタヤディスカスは1ヶ月無料で試せるらしい。という訳で、試験が終わった火曜日の昼下がりに登録して、今日届いた。

最初の8本は新作と準新作(お試し期間は準新作だけ)、それ以降は旧作借り放題というシステムなので、「それなら最初は準新作を借りないと損だよなぁ」と思いつつ、1作目から外したくもないので、劇場公開時に評判の良かった「レ・ミゼラブル」をば。

ジャン・バルジャンは、パンを盗んだ罪で19年間服役した後、仮出獄するが、生活に行き詰まり、再び盗みを働いてしまう。その罪を見逃し赦してくれた司教の真心に触れた彼は、身も心も生まれ変わろうと決意し、過去を捨て、市長となるまでの人物になった。

そんな折、不思議な運命の糸で結ばれた女性ファンテーヌと出会い、彼女から愛娘コゼットの未来を託されたバルジャンは、ジャベールの追跡をかわしてパリに逃亡。彼女に限りない愛を注ぎ、父親として美しい娘に育てあげる。しかし、パリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発。誰もが激動の波に呑まれていく…

恥ずかしい話、名前しか知らなかったのだけど、重厚で良かった。法と正義の間で葛藤するジャヴェール警部が導き出した結論が、特に。150分超の大作だけど、原作はもっと詳細に描かれているのだろう。機会を見つけて読破してみたい。想像以上の作品で、幸先の良いスタートになった。

独断と偏見に基づく私的評価【★★★☆:優】