「ロック・オブ・エイジズ」(2012)

夢を追って都会にやってきた若い男女とロックのカリスマがめぐり逢い、それぞれの運命が思わぬ方向に回り始めるさまを、80年代のロックンロール・ナンバーとともに描き出す。栄光とスキャンダルに彩られた80年代のハリウッド・サンセット通り。歌手を夢見て田舎から出てきたシェリーは、ライブハウス“バーボン・ルーム”でウェイターをしながら歌手デビューを目指す青年ドリューと出会う。彼の紹介でシェリーもバーボン・ルームでウェイトレスをすることになり、2人は次第に距離を縮めていくが…。

しょっちゅう主人公たちが歌いだすので「あれぇ?」とか思ってたのだけど、ミュージカルが原作なのな。物語自体は予定調和の大団円で王道と言えば王道だけど、トム・クルーズ演じる伝説のロック・スター、ステイシーが良いですねぇ。中二病のような言動で自己陶酔していると思われがちなステイシーがあまりに純真で格好いい。あれがカリスマティックか。ハッピー・エンドで観ていてすかっとする映画でした。

独断と偏見に基づく私的評価【★★☆☆:良】