I would die for me.

 相変わらず消失できず、この先の展望も見通せずに存在していることに対する焦燥感で胸が張り裂けそうだ。生きている限り、ボクの思い描く幸せは手に入れられそうにない。きっと、何かしら不満を持ってしまうのだ。生きるということは、何かしらを犠牲にするということ。集団に属することも、自分を通すことも。

 思考の着地点は、常に「死こそが本当の幸せ」。まともな思考じゃないのは分かってる。それでも、それこそが真実なりと疑ってやまないのだ。あたかも自分に思い込ませるように。そんな思い込みによって、居もしない神さまをこの目で見たならば、そういう幕引きもあるのかと納得するだろう。

 未来を見据えるのはもう止めにしよう。希望を抱くだけ、無駄なのだから。自分が壊れた玩具である以上、排除されるのは必然のこと。問題は、それがいつかということ。

 最近は特に心の摩耗が激しい。突発的な衝動を抑えきる自信もない。擦り切れそうな心のどこかで、そうなることを密かに願っているのも確か。そんなことばかり考えていると、頭がくらくらしてくる。まるで酔っているかのように。

 ボクが見ているのはきっと悪い夢。生の微睡から醒めた世界は、どんな景色だろう。