おしえて、ソプア!
ソプアとは何か? 哲学の授業で、古代ギリシアの三大哲人ソクラテス・プラトン・アリストテレスの名前をいちいち板書するのが面倒だという理由でH先生は「ソプア」と書いていた。その声に出したくなるような語感が個人的にいたく気に入ったわけで。先日、本屋さんの哲学書コーナーをぶらぶらしていたら、こんな本を見つけた次第。僕とツンデレとハイデガー*1の再来かと思い、購入。近代哲学の黎明期は先の「僕とツンデレとハイデガー」でなんとなく理解しているけど、古代ギリシアの哲学における‘ソプア’の系譜が今一つ深く分かっていないので、理解の助けになればいいな、と。
まずまず分かりやすいんだけど、それぞれの思想の概要をストーリーに絡ませているのがかえって勿体なかったような気が。これは単にボクが少し疲れていたので、流し読みしたせいかもしれないけど、‘ソプア’の繋がりがピンとこなかったなぁ。いずれにせよ、時間を作ってもう一度読み直したい。
ところで、ソクラテスの容姿はそれはそれは醜かったと言われてるらしい*2のに、ソクラテスの化身である希里島倫*3はずいぶんと可愛らしいじゃありませんか。妙なところまで忠実に再現されていなくて良かったよ、本当に。凛々しい感じが大変ボクの好みだということも付け加えておく。