ロバート・A・ハインライン/「夏への扉」


 ピクセルビーのアルバムを流し、聞きながら読み進めた。この本を読み終えた時に再生されていたのは2枚組のアルバムの最後の曲である「猫が見つめる扉の先へ」。正直に言うと、曲の終わりと読み終わり*1のでもう1回リピートしたのだが。
 
 CDを買わなければ、この本を知ることも無かったし、夕立に降られながら汗を浮かべて探し回ることも無かった。この季節に出会えたというのも、なんだか感慨深い。つくづく縁とは奇妙なものだ。
 SFやミステリーには興味が無かったが、読んでみると面白い。全てが報われる結末は夏のそよ風のように心地よい。SFと言えば、去年の夏、山梨に行った際*2「冷たい方程式」などなどハヤカワ文庫の本を何冊か買ってはいるのだが、袋から出さず仕舞いだなぁ……

*1:それとなくタイミングを図ってはいたのだが数ページ残ってしまった。

*2:ちなみにフーカさんもこの時に連れて帰って来たのだが。