本(かため)

気まぐれすーさいど6

闇に葬ったはずなのに…… どっこいあいつは生きていた。「春のすーさいど☆ふぇあ」、6日目でございます。 地獄変/芥川 龍之介 平安時代に良秀という名の高名な画師がいた。絵の腕前は大したものだが、その気性は傲慢そのもので、とかく人に嫌われていた。そ…

気まぐれすーさいど5

「春のすーさいど☆ふぇあ」は終わりだと約束したね。あれは嘘でした。*1ということで、まだまだやります「すーさいど☆ふぇあ」。 道化の華/太宰 治 大庭葉蔵という無名の洋画家と、カフェバーの女給とが投身心中を図った末、女の方だけが死に、一人助かった…

気まぐれすーさいど4

「春のすーさいど☆ふぇあ」、最終日です。 若きウェルテルの悩み/ゲーテ(岩波文庫) 親友のいいなずけロッテに対するウェルテルのひたむきな愛とその破局を描いたこの書簡体小説には、ゲーテ(1749‐1832)が味わった若き日の情感と陶酔、不安と絶望が類いま…

気まぐれすーさいど3

「春のすーさいど☆ふぇあ」、3日目です。 プシュケの涙/柴村 仁(メディアワークス文庫)「こうして言葉にしてみると…すごく陳腐だ。おかしいよね。笑っていいよ」「笑わないよ。笑っていいことじゃないだろう」…あなたがそう言ってくれたから、私はここに…

おしえて、ソプア!

ソプアとは何か? 哲学の授業で、古代ギリシアの三大哲人ソクラテス・プラトン・アリストテレスの名前をいちいち板書するのが面倒だという理由でH先生は「ソプア」と書いていた。その声に出したくなるような語感が個人的にいたく気に入ったわけで。先日、本…

本日のあかな動静 0920 目が覚めて、二度寝 1050 起きる 1130 ファミレスでごはん 1200 持ってきた本を読む 1315 買い物 1400 帰宅 1420 買ってきた本を早速読む 1730 課題に取り掛かる 1900 課題をやっつける 2040 お夕飯の買い物 2130 ごはん 2300 哲学の…

最近読んだ本と思考の変調

実家に戻ってきたら少しはゆっくり本が読めるかと思っていたのですが…… 連日連夜ふらふらと出かけ、本を読む気分にもなれず、持ってきた本をしばらく放置していたのだけど。ここ最近、思考が黒い輪廻にはまってしまい、救いを求めるような気持ちで本を読むこ…